1978-04-25 第84回国会 参議院 運輸委員会 第7号
五十二年度は、本日の新聞報道によりますると、四百九十四万総トンの受注に対しまして、キャンセルは二百七十九万七千総トン、実質二百十四万二千総トンと、このように大量のキャンセル並びに急激な円高による輸出の制約、第三勢力の追い上げ、EC諸国の国家助成策、これら悪条件が重なりまして、五十三年度の操業度はわずか三〇%台にとどまっているのが現状であります。五十四年度は現在時点ではわずか四%台であります。
五十二年度は、本日の新聞報道によりますると、四百九十四万総トンの受注に対しまして、キャンセルは二百七十九万七千総トン、実質二百十四万二千総トンと、このように大量のキャンセル並びに急激な円高による輸出の制約、第三勢力の追い上げ、EC諸国の国家助成策、これら悪条件が重なりまして、五十三年度の操業度はわずか三〇%台にとどまっているのが現状であります。五十四年度は現在時点ではわずか四%台であります。
その最たる理由は、EC諸国において国家助成策が非常に手厚く行われてきた。
もう十何年という間世界の第一位を占めてまいっておるわけでありますが、しかし、現在の世界情勢で見ますというと、ことにイギリスあたりは非常に国家助成策というものを強くやっておりまして、これは日本以上の金を出しておるわけですね。
私は、すでに三月三日の当小委員会におきまして、当面する中小私鉄の経営難を打開し、従業員の生活不安、労働不安を解消し、交通事業に課せられた公益性を実現するために必要な国家助成策についての私どもの一般的見解を申し上げましたが、今回重ねて参考意見を述べさせていただく機会を得ましたことを深く感謝いたすのであります。
中小私鉄労働者のこのような切実な生活不安や労働不安を解消し、人手不足を解消して大量の人命輸送をあずかるに足る鉄道本来の社会的使命を全うするためには、この際ぜひとも抜本的な国家助成策が講じられなければならないと考えるのであります。
をはかるための諸施策の推進方について、第二は、稚内市長から稚内港湾の木材取り扱い施設の拡張等港湾整備促進方について、第三は、網走市長から網走港の整備促進及び野付水道の水路観測の実施等について、第四は、函館市長から函館空港の滑走路延長等諸施設の整備促進方について、第五は、網走市長及び女満別町長から女満別空港の第二種空港への昇格と滑走路延長等諸施設の整備促進方について、第六は、北海道知事から離島航路に対する国家助成策